Android最新情報

2011年10月14日金曜日

iPhone4Sに搭載のSiriは恥ずかしがり屋の日本人に定着するか?

iPhone4Sに搭載されるSiriについて、みなさんどの程度期待しているだろうか。
私も期待はしているものの日本で普及するかと聞かれると少し考えてしまう。
しかし、これが革命になる可能性も十分にあると考えている。

Siriとは、ユーザーの言葉を認識し、それに対し適切な返答をiPhoneがするというシステムである。
例えば、「今日の天気は?」とiPhoneに向かって聞けば、
iPhoneは今日の天気を表示してくれる。
※2011年10月時点では日本語に未対応。

「今日は傘を持っていったほうがいい?」といった日常的に使用する会話でもちゃんと返答してくれるところがSiriのすごいところである。
詳しくは、こちらの動画を見て欲しい。


こちらの記事も参考になる。

さて、まるでそこに秘書がいるかのような画期的な機能であるが、ユーザーはどのくらい使うだろうか。
音声によって機器を操作しようというアイデアは昔から存在し、カーナビやGoogle Androidの音声検索など実際に実用化している例もある。
しかし、あまり定着してこなかった。

従来の製品が日本人に普及しなかった理由として以下のようなことが一般的に言われている。
1.正確に認識してくれない(認識率の悪さ)
2.決められた文章しか受け付けず、使い勝手が悪い。
3.書き言葉と話し言葉は違う
4.騒音の大きいところで使えない
5.機器に話しかけるのがなんとなく恥ずかしい

この点、Siriではどうだろうか。

1に関しては、最近は研究が進んでおり、
人間並み!とはいかないが90%以上の認識率を持ち、
確率的に1度失敗しても2度目はほとんど失敗しない。
人間の会話でも聞き返すことがあることを考えれば、許容範囲なのではないか。
現に、Google Androidの音声検索ではその認識率の高さが評判になった。
Siriを使ったわけではないので認識率がどの程度かはわからないが、完璧主義のAppleである。
きっとそんなに悪くはないと信じたい。

2は音声インタフェースが普及しない大きな原因の一つだった。
しかし、Appleはよく考えている。
多様で自然な話し言葉をしっかり認識してくれる。

3に関しては、資料など堅い文章を作成する場合の話である。
iPhoneでは文章を作成するという用途よりも、
iPhoneと会話しながら必要な情報を得るという用途の方が多いので、
書き言葉が話せなくて辛いと感じる場面は少ないだろう。

4に関しては、マイクに近づけて話すので問題はない。

さて、1,2,4に関しては技術的問題で、3は利用シーンの問題であるが、
5はユーザーの意識の問題である。
これは日本人の国民性なのかもしれない。
周りの目を気にしてしまい、人前で機器に話しかけるという行為が恥ずかしいと感じてしまう人が多いようだ。

この恥ずかしさは何か少し考えてみると、以下のような事から恥ずかしさを感じるのではないか。

1つ目は、機器に話しかける行為そのものが他人から見て奇妙な行動であること。
2つ目は、自分がこれからしようとしている内容が他人に筒抜けであること。

いずれも、"他人の目"である。
ちなみに、他人の目をあまり気にしない(?)と言われる欧米では普及が進んでいるようである。
これらをクリアできなければ日本での定着はないと思う。

クリアするにはどうしたらよいか?
1つ思い浮かんだ方法は、電話と思い込むことである。
機器に話しかけているのが見られるのが嫌だったらiPhoneを耳に当てて電話をしているように見せればいいのではないか?
普段の電話も他人に聞かれていることを考えれば、内容を聞かれても問題ないのではないか?

確かに、耳に当てれば周りは電話にしか見えないので1についてはクリアしたようである。
しかし、よくよく考えてみると、話している内容はおかしい。
Siriに話しかける言葉は、
「今日の天気はどう?」や「フーバータワーまでの道順を教えてくれ。」、「メッセージを読み上げてくれ。」なんて内容だ。
これらの会話は普段、電話をしてまで聞く内容ではない。
他人からは「わざわざ電話して天気聞くな!」、「道順なんてiPhone持ってるんだからそれで調べろ!」、「メッセージを読み上げてなんて何様?そもそも"メッセージ"って日常会話じゃあまり出てこない単語だし。」なんて思われるとユーザー本人が思うのが目に見える。

結局、この方法では、恥ずかしがり屋の日本人には解決しそうがない。
では、日本では音声インタフェースは定着しないのだろうか?
私は、そうとは思わない。
ちょっとしたきっかけがあれば解決できる思う。

それは、機器に話すことが普通の世の中にすればいいのである。
そうすれば自然と恥ずかしさもなくなるのである。
そのためには、新しい物好きのみなさんが率先して街中で使っていくことが大事である。
使っている姿を普通の物にしてしまうのである。
Appleには技術力だけでなく、他社が持ち合わせていない、人を惹きつけ、魅了する力がある。
つまり、Siriを使うことは近未来的でかっこいいものなのだと人々に思わせる力があるのである。
スティーブ・ジョブズが亡くなった今でもその血は受け継がれていると信じている。
Siriを使っている姿がなんとなくスマートでかっこいいと魅了された人がSiriを使うことで、音声インタフェースが一般的なインタフェースとして日本で普及することを願っている。
と、まぁ、音声インタフェースを研究している人を擁護するような内容になったけど、
普及させるにはまず日本語対応をだな・・・

2011年9月29日木曜日

モバイルWiFiを購入する際の注意点

私は、友人から頂いたiPadを持っているんですが、
WiFiモデルなので外で通信できません。
しかし、iPadは画面が大きく、ウェブブラウジングするにはちょうど良く、とても便利です。
そのため、外でもiPadを使ってブラウジングをしたいと思い、
モバイルWiFiルータを購入することにしました。
さらに、これに普段使ってるスマホの通信を統合することで、
月々の料金を安くすることがでることも魅力的でした。
(ただし、この使い方はケータイが好きな人以外にはおすすめできません。色々面倒なので。)

買ったのは、イー・モバイルのGP02です。
この機種は、通常の下り7.2Mbpsのイー・モバイルエリアだけでなく、
下り最大42MbpsのEMOBILE G4エリアにも対応したモデルです。

もちろん、購入前には他の端末も検討しました。
しかし、調べていくうちに自分に合わない点や落とし穴がいくつも見つかりました。
そこで、調べていて、いくつか気づいた点をまとめたいと思います。

まず、自分が想定した使い方は、スマホでも利用したかったので、
「常に使える」ことを重視しました。
これは、
1.カバーエリアが十分なこと。(最低でもソフトバンクの3Gエリアくらい)
2.通信費が定額、もしくは十分な定額区間のある準定額制であること。
3.通信制限が少ないこと。
の3点です。
これに加えて、オマケ程度でスピードがより早く安いものを探すことにしました。

目をつけた端末は、
WiMAX:URoad-8000
DOCOMO:L-09C
DTI(ドコモ回線):RS-CV0C
Softbank:ULTRA WiFi SoftBank 007Z
イー・モバイル:GP02
です。
それぞれ順番に注意点を書いたので興味のある方はぜひ読んでみてください。

1.屋内、地下ではまだ厳しいWiMAX
まず最初に検討したのがWiMAXです。
WiMAXの最大の懸念事項はエリアでした。
そこで、Try WiMAXに申し込みました。
機器が届き、早速使ってみましたが、
自宅で電波がギリギリ、屋外なら良いが屋内や地下ではほとんどつながらないため、
残念ながら利用を諦めました。

2.料金が特殊なXi
DOCOMOのL-09Cは、下り最大75Mbps(一部屋内。屋外は37.5Mbps)のXi対応で、
FOMAハイスピードエリアにも対応しているのでエリアも広く、
また、端末のバッテリーもXi接続時に6時間と長く、魅力的ですが、
料金体系が特殊です。
5GBまでの通信は6000円弱で利用できますが、
それ以上は128kbpsの通信規制か2GBごとに2625円の追加料金を支払うことになります。
(http://www.nttdocomo.co.jp/service/data/xi/bill_plan/flat_ninen/plan/index.html)
5GBというとブラウジングする程度では到達しにくいですが、
YoutubeやUstream、ニコニコ動画などを毎日利用すると簡単に超えます。
試しに、ニコニコ生放送を30分間見てみましたが、
この間、300MB近く通信していました。
20日くらいで到達してしまいます。
今は、あまり動画は見る予定はありませんが、
この先、具体的にどういう通信をするのかわかりません。
後々、後悔したくなかったので諦めました。

3.可もなく不可もなく。無難な選択肢、RS-CV0C
もう1つドコモ回線を利用できる端末として
DTIが提供するRS-CV0Cがあります。
これは端末をレンタルして利用します。
Xiには対応しておりませんが、通常のケータイと同じ速度とエリアを利用することができます。
つまり、今使ってる環境と同じということになります。
(ユーザー数の関係で、ドコモで契約するよりも若干速いという話もありますが詳細は不明)
したがって、この端末でも最悪OKと考えていました。
ただ、1つ気になることといえば、やはり速度。
特に速くなければいけない理由もないのですが、
この先2年くらい使う端末です。
このスピードでやっていけるか不安だったので、保留しました。


そして残ったのが
ソフトバンクのULTRA WiFi SoftBank 007Zと
イー・モバイルのGP02です。

4.エリアはソフトバンクの3Gとは違う!?端末も不具合だらけ。
ULTRA WiFi SoftBank 007Zはイー・モバイル網(1.7GHzエリア)とソフトバンクモバイル網(1.5GHz)の両方を利用できますので、
イー・モバイルのGP02よりもエリアは広いです。
しかし、この1.5GHz帯は2G時代に利用していたものらしく、
現在、ソフトバンクが主力で使っている帯域と異なります。
つまり、ソフトバンクケータイやiPhoneで利用できるエリアとは違い、さらに、狭いです。
それでも、都市部はしっかりカバーしており、
イー・モバイル網もあるので、山などに出かけない限りは大丈夫だろうと思って、
速度面と料金も含め、総合的に考えてこれにしようと考えていました。

しかし!

調べているうちに、気になることがわかりました。
この端末、色々不具合が多い。
ボタンが陥没する。ボタンが反応しなくなる。通信できなくなる。など・・・
そのため、やめました。
一部の不具合はSIMの交換で直るらしいです。

5.決め手はSIMフリー。ただし、プロトコル制限に注意。
調べていくうちに、GP02がSIMフリーであることに気がつきました。
つまり、ドコモSIMやイオンSIM、b-mobileのSIMが刺さり、
ドコモ回線が使えるということです。
実際にはGP02は800MHz帯に対応していないので、
FOMAプラスエリアは使えないですが、
イー・モバイルやソフトバンクよりは広いと思われます。
エリアマップを見ても、余程の山奥でなければ大丈夫なようです。
そこで、イー・モバイルのエリアが使えないときは、
非常時としてイオンSIMで凌ぐことができるので、
この端末に決めました。
まぁ、そもそも山奥にまで来てネットするなとも思いましたw

価格.comで申し込むとキャンペーンで実質価格で安く購入できます。
プロバイダが複数有り、どこを選ぶかでキャンペーンが変わります。
私は、本家イー・モバイルが提供するこちらにしました。

もっと安いところもありますが、
思わぬ落とし穴がありました。
それは、プロトコル制限と通信制限です。
GMOとくとくBBやDTI、@niftyなどは大抵このプロトコル制限があります。
詳しくはこちら
http://gmobb.jp/service/emobile/data.html
さらに、GMOとくとくBB以外は月5GBまでという制限もあります。
GMOとくとくBBはイー・モバイルと特別に提携してこの制限はないみたいです。
これらの制限があるかないかは、APNによって決まります。

制限なしAPN:emb.ne.jp
制限ありAPN:emb2.ne.jp(データプランB)

です。
どちらかに繋ぐかはプロバイダによって決まっています。
契約前によくサービス内容を読んでおきましょう。

一方で、本家のイー・モバイルですが、
こちらも別の制限があります。
1日300MB以上の通信でで夜21〜2時までの通信速度制限です。
しかし、自分の場合、21時以降は帰宅して、家のWiFiに繋いでいるので使いません。
よって、あまり影響有りません。

以上より、
1.カバーエリア:イー・モバイルと最悪でもドコモのFOMAエリアが使える。
2.通信費:定額。
3.通信制限:1日300MBで夜21〜2時までの通信速度制限。
さらに、下り42MB、キャンペーン適用で月2,623円(1年利用時の実質価格)で使える
こちらで買いました。


2011年5月1日日曜日

[アプリ]めんどくさい設定を自動的に!「Auto Setting」

まず、みなさんお久しぶりです。
今回、新作アプリを公開しました。
その名も「Auto Setting」
このアプリは、めんどくさい設定を自動的に変更してくれます。
現在は設定地点で自動的にWiFiをONにする機能が実装されています。

普段、バッテリー節約のためにWiFiはOFFにしてるけど、
家ではWiFi環境が整っているので使いたい。
けれど、毎日設定を変えるのはめんどくさい。

そんな人にうってつけのアプリです。
あらかじめ登録しておいた地点に到着すると自動的にWiFiがONになります。
また、登録地点から外れると自動的にWiFiをOFFにします。
すなわち、WiFiの設定を気にすること無く生活することができます。

現在はWiFiのみですが、将来的には様々な設定変更ができるように改良したいと思います。

1つ注意があります。
バッテリー節約のために、登録地点に到着しても即座にWiFiがONにならないことがあります。
これは動作タイミングの問題です。
そのため、「気がついたら設定が変わってた」程度のものとお考えください。

アプリの利用方法はこちら